Juniper WX/WXCシリーズのFAQ

|Juniper WX/WXCシリーズのFAQをご紹介。

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WX/WXCシリーズに関するFAQ

基本的な部分について

1

遅延を簡単に計測する方法はありますか?

拠点へPingを打ち、time<で表示される時間を確認してください。

2

WXとWXCの違いは何ですか?

WXCは本体にハードディスクを搭載しており、WXに比べてより多くの辞書データを保持できます。
また電源をOFFにした場合、WXの辞書機能は全て削除されますが、WXCのハードディスクに内蔵されたデータは残ります。
ハードディスクの容量は機種によって異なります。

3

WXCに搭載されているハードディスクの内容を削除できますか?

はい、コマンドラインから手動で削除できます。
万一ハードディスクがいっぱいになった場合、古い情報から上書きされていきます。

4

電源断が起きた場合の動作を教えてください。

電源断、もしくは障害が発生した場合、WXはワイヤーとして動作します。
つまりWAN最適化を行うことはできなくなりますが、通信を止めずに転送するように切り替ります。

5

WXは冗長電源ですか?

WXは冗長電源ではありません。
WX100、WXC500、WXC590は2つの電源ユニットを同時に使用する必要があります。
上記以外の製品は、電源ユニットを1つだけ持っています。

6

WXの帯域ライセンスに有効期限はありますか?

有効期限はありません。

7

帯域ライセンスをどのように決定すればよいですか?

圧縮したいアプリケーションの合計Mbpsを算出してください。
契約回線と同じ帯域を選択する必要はありません。

8

現在のスループットを調べる機能はありますか?

はい、機能を持っています。
WXには全ての機能を使用できるActive Modeと機能を限定したDemo Modeと呼ばれる2つの動作モードがあります。
このDemo Modeを使用した場合、圧縮やアクセラレーションを行いませんので、現状のスループットだけでなく、アプリケーションの割合なども調べることが可能になります。

9

帯域ライセンスを越える通信がきた場合、どうなりますか?

帯域ライセンスを越える部分については、何もせずそのまま転送します。

10

WXは冗長構成の環境に適用できますか?

はい、冗長構成の環境下でも問題なく稼動します。

11

WXのMTBFはどのくらいですか?

MTBF は5年(或いは45,000 時間)です。

管理/設定に関して

1

WXの設定にコマンドラインを使用できますか?

はい、使用できます。
WXを設定するには、コマンドライン、HTTPS、SSHを使用できます。

2

Registaration Serverとは何でしょうか?

WXで最適化する条件として、Communityと呼ばれる同一のグループに属していることが条件になり、同じCommunityに属して初めてWXは互いのネットワークを認識できるようになります。
Communityには親になる機器を設定する必要があり、それがRegistration Serverと呼ばれる機能になります。
Registration Serverは最大2台まで設定することが可能です。
どのWXをRegistration Serverにするのかは、管理者が任意で決めることができ、途中で変更することも可能です。

3

Stackとはどのような機能ですか?

WXは各デバイス毎に圧縮/アクセラレーションできる最大の帯域が決まっています。
最大値を超える帯域を最適化したい場合、Stackと呼ばれる機能を使います。
WX100は、WX60、WXC500、WXC590のいずれかを最大6台まで並列に配置し、それらの帯域を使用して負荷を分散し、より大きな帯域にも対応できるようになります。
この機能をStackと呼んでいます。
このStack機能を使用した場合、対抗機器からは複数台のWXが1台で稼動しているように見えます。

4

WXはルーティング機能を持っていますか?

スタティックルート、ダイナミックルートを設定できます。
ダイナミックルートはRIPv2、OSPFに対応しています。

5

必要な機能だけを組み合わせて使用することはできますか?

はい、圧縮のみ、もしくは帯域制御装置としてQoSだけを行わせることなど単一の機能のみの使用にも対応しています。
但しアクセラレーションを使用したい場合は、QoSも合わせて使用しなければなりません。

機能に関して

[圧縮]

1

MSRとNSCとは何ですか?

WXの圧縮方法です。
MSRはメモリベースで行う圧縮方法で、TCP/UDP問わず圧縮できます。
NSRはハードディスクベースで圧縮し、TCPのみを圧縮します。
WXはMSRのみ採用し、WXCはMSRとNSCを自動的に使い分けることができます。

2

WXが使用するポート番号を教えてください。

3577番のUDP/TCP、3578番のUDP/TCPを使用します。

3

WXはどのような方式で圧縮対象を決定しますか?

WXは、アプリケーション、宛先/送信元、プロトコルなどを選択することにより、圧縮対象を決定します。

4

どのようなプロトコルを圧縮できますか?

IPベースであればアプリケーションに依存せず圧縮できます。

5

カスタムサービスを設定できますか?

はい、できます。
設定されたカスタムサービスは、事前に定義されたアプリケーションと同様にWAN最適化をすることが可能です。

[QoS]

6

QoSの対象になるものは何ですか?

WXは各拠点のネットワーク毎にQoSを設定します。

7

QoSを簡単に設定できる方法はありますか?

QoSのウィザードをご用意しておりますので、それにしたがって設定いただけます。

8

拠点の中にはWXのない箇所もあります。その拠点と通信しても動作に影響はありませんか?

WXのない拠点には帯域制御のみをかけることもできます。
ただしその場合、圧縮やアクセラレーションはできません。

9

使用するアプリケーション毎に優先順位をつけられますか?

はい、使用するアプリケーション毎に細かく帯域制御を設定できます。

[アクセラレーション]

10

どのようなプロトコルをアクセラレーションできますか?

TCPであればアプリケーションに依存せずアクセラレーションできます。
UDPには対応しておりません。

11

どうやってアクセラレーションを実現していますか?

WAN上を流れるTCPのSYN-ACKのやり取りを減らす、エラーパケットを修復するなどの機能で実現しています。

12

Layer7もアクセラレーションできると聞きましたが、本当ですか?

はい、可能です。
HTTP、CIFS、ExchangeについてはLayer7もアクセラレーションの対象にできます。
現在は3つのアプリケーションに限定されていますが、今後随時拡張していく予定です。

その他

1

有害物質使用制限(RoHS)指令には対応していますか?

WXシリーズはEU-RoHS指令に対応しています。
中国版のRoHSやREACH(欧州化学品規制)などの適合状況については別途、お問い合わせください。

・ 参考URL
http://www.juniper.net/jp/jp/company/citizenship-sustainability/compliance/rohs/

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